こんにちは!
副編集長・F澤です。

今回は、期待の新連載「九大生のもちもの」。
九大生が普段使っているあれやこれやを紹介するコーナーです。
 


大学生になって、高校生のときとガラッとかわるもの、それが「もちもの」である。
ほかにもいろいろあるけど、「もちもの」は日々ふれるものだから変化がわかりやすい。
これは、そんな大学生の「もちもの」をのぞいてみよう、という連載である。

今回の話題はファイル。そう、あのプリントとかの紙をまとめておくやつ。
高校生の読者はあまりファイルを使っていないかもしれない。使っていてもクリアファイルという人が多いんじゃないかな。
でも、大学生になるとみんなあれこれファイルを持ちはじめる。
まあ、大学生でも一番オーソドックスなのはクリアファイルだけど。
だいたいもらいものを使っているような気がする(買う人もいるんだろうけれど)。

講義によっては板書せずにスライドを使うものもあるからそのレジュメ(要点をまとめたもの)や資料だったり、演習問題、レポート用紙、などなど……けっこうプリント類がかさばる。
だからだいたいみんなの鞄をのぞいてみると1つや2つ入っているものだ。

大学生になると所持率が上がるのが、アコーディオンみたいな形状の、中に仕切りがあるごついファイル。

U木「デキる人が持ってるやつですね。」
A澤「ぼくも使ってます。」

あ、デキる人アピールだ(実際にデキるやつではあるが)。

使いこなせると便利らしい。
講義ごとに入れるところを分けたり、保存しておくもの・提出しないといけないもの・毎回授業で使うもの、というふうに分けたり、曜日ごとに分けたり、いろいろ使い道がある。
(イメージがわかない人は、「アコーディオン ファイル」で検索してね)

ただ、そのうちその分類がテキトーになったり、どの分類にもあてはまらないプリントがあって困ったりして、結局ぐちゃぐちゃになる、というのがお決まり。

U木「やっぱりデキる人にしか使いこなせないんですかね?」

他にもクリアポケットを講義ごとに1冊ずつ用意して、そこにその講義に関するもの(レジュメとか試験の過去問とか)をじゃんじゃんさしこんでいく、という人もいる。

数が増えるので持ち運びが大変とか、欠点もある。

ちなみに、穴をあけて綴じる式の紙ファイルを使ってる人は……まあ、いないだろう。
閉じるようの穴があいたプリントを配られることがない。
使いたかったら、Myパンチ(!)を持ち歩こう!

U木「そんな大学生いないです!」
こんにちは!
副編集長・F澤です。

さて、今回の「九大文学部性の本音」は
・どうして文学部へ?
・高校生の時と違うことは?
・大学生の勉強とは?
を中心にお送りします!

※まだPart1を読んでいない方はこちら!
 



九大生が自分の学部・学科がどんなところか本音で語る覆面座談会です。
今回も、前回に引き続き文学部の学生四人が語ってくれます。
では、どうぞ。


■プロフィール
谷口 4年生女子。4月からは就職。
菊池 3年生男子。主に肉体系バイトと部活に明け暮れている。
江夏 2年生。ふわっと系女子。
森川 1年生男子。なぜか工学系のサークルに所属している。


■文学部生の志望理由
――なんで文学部を選んだんですか?

森川 僕は歴史をやりたかったので。
江夏 歴史っていうのが高校生の時のイメージと違ってくるなと思ってて、高校時代はもとある歴史を覚えていく形だけど、大学での歴史は自分から発掘していくというか。自分で文献を探しながら、歴史をどう解釈するか、というのを考えていますね。
森川 高校までの歴史は歴史家が作った歴史を学ぶ学問で、大学の歴史は自分で作っていく学問だって聞いたことがあります。
菊池 おー。名言っぽい(笑)

――じゃあ、高校生までに当然覚えておかないといけない歴史は当たり前に覚えていないといけないんだね?

森川 はい。
江夏 私も歴史が好きで、九大のオープンキャンパスに来てみて、○○史(身バレ防止のために伏せてます)ってどうかなって思ってたら、○○史が独立してあるのは九大だけみたいなんですよ。

――おー。珍しいな、とは思ってたけどこれって九大だけなんだ。

江夏 九大の研究施設とかも△△政府(同じく、身バレ防止のための伏せ字)から支援してもらったりしてるらしいです。高校時代に△△の成史問題とかに興味を持って、もっと学びたいと思ったので。

――みんな、割とちゃんとした理由があって入ってるんですね。(笑)

谷口 私は将来なりたいことっていうのがなかったんで、でも理系は違うかなって思ってて。それなら高校時代からずっと本が好きだったので文学部がいいかなって思いました。
菊池 ベタ……。(笑)
谷口 まあ、そうですね。最初は他の学部でもいいのかなって思ってたんだけど、いざほかの学部に入るとたぶん文学部に嫉妬すると思ったから文学部に行こうかなと。
江夏 嫉妬ですか?
谷口 うん。本当は文学部に興味があったのに、っていうか。いいなあ好きなことがやれて……っていう気持ちになるだろうなあ、と思って。
菊池 僕はとある田舎の山の方にいたんですけど、高校入試ミスっちゃって、めっちゃ頭悪い高校で偏差値40台のとこに入ってしまったんですよ。ほんとにこんなとこで、やばいと思って。このままじゃやばいと。

――それで九大を。

菊池 はい。完全にネームバリューで九大がいいと思って選びました。

――文学部にしたのはどうして?

菊池 数学苦手なんで経済はないな、と思って(笑) で、文学部なら行けるかなって思って選びました。


■高校生の頃と大学に入ってから
――文学部に入ってみて、イメージとのギャップってありますか?

谷口 先生によって自由度が違ったりするので、自分の好きな形で学べるかどうか、しっかり調べてからじゃないと満足できないかもです。

――と言うと?

谷口 たとえば研究対象になる本の種類が決まってたりするんです。いつの時代の作品までしか扱わないとか、こういうジャンルはやらないとか。私は熊大のオープンキャンパスに言ったときにそのことを知って。それからきちんと調べたんです。事前調査は大事ですね。
森川 僕たちの研究室は好きなのやっていいよって感じです。教授はほぼ関わらないというか、なんかよくわからないというか。
江夏 やっぱり東アジア系やりたい人にはおすすめですね。福岡っていう地理的なこともあると思うんですけど、九大には東アジア系の研究をしている先生が多いのと、留学先の大学が多いですしね。
森川 留学したくて文学部に来る人は多い感じがします。
江夏 確かに。東アジア系に限った話ではないですけど、多いですね。

――じゃあ、大学に入って「どんなことがやれるのか」ってことを知っておくといいのかなあ。高校生のときに。

江夏 そうですね。
谷口 私は趣味で学部を選んだんですけど(笑)、実際に入ってみて、ほんとに趣味を突き詰めるだけで勉強がすすんでいくので、これでいいのかな、みたいなことは思ったりしますね。

――なるほど。

谷口 あと、みなさんが思ってるほど本好きが集まってるわけじゃないみたいですね。

――あっ、そうなんだ。

谷口 はい。意外とみんな本読まないんだ、っていうのは入ってから驚きました。
菊池 うんうん。
谷口 結構本は勉強として捉えてる人が多いみたいですね。文学部がみんな本を読んでるわけじゃないんですよ。
江夏 そうですね。

――高校のときにやっとけば良かったことってありますか?

一同 沈黙

――高校生までの勉強は関係ない?

森川 ……ですね。(笑)
谷口 英語はやっとけば良かったってなることが多いかもしれませんね。英文(学)だと英語で書かれた文献を読むことは多いので。言語は基本的に自分で勉強してこいって感じなので、英語を勉強したいと考えて文学部に来るのはおすすめはしないですね。英語は読めて当たり前の感覚で進んでいくので。
菊池 思ったのは、高校時代の歴史とか地理とかって、教養として身につくじゃないですか。こういうところが文学部の研究にとって背景になることとも多いので、教養を身につけるのはいいかもしれませんねぇ。
谷口 そう、教養ですね。ないならないで支障はないし、知らないなら知らないで卒業はできるんですけど、やっぱりあったほうがいいなって思うことは多いんですよね、結構。

――具体的には、って言われても難しいですよね?

谷口 うーん。そうですね、でも、そういうのは入ってからでもできるかもしれないですね、大学に。文学部は自分の勉強をしたり、本を読んだりする時間は結構あるほうだと思いますし。
菊池 自分の時間の使い方は結構大事かもしれませんね。一年生のときに少人数セミナーで社会学をとってたんですけど、自分で教養を勉強しとかないと、全然レポートかけないみたいな。


■文学部生の勉強
――大学の勉強って忙しいですか?

谷口 私はもう専攻の授業はないですね。さすがに少ないと思って2つ聴講してます。文学部は基本ほったらかされるので、気づいたらやばいな……みたいな人はいますが。

――卒論があると思うんですけど。

谷口 自分で聞きに行けば相談に乗ってくれるけど、基本的に先生からいついつ来なさいとかの招集はないですね。
江夏 あんまり教授から自分たちに接触はなくて、自由にやりなさいって感じなんです。本当に学生が困ったときは来てくれますけど。
谷口 でも先生を頼る時も少し難しくて。卒論の構想がわかりませんっていうのじゃ教授も何も答えようがないので、具体的に質問が出来る準備が大事ですよね。委ねられてる感がありますね。

――ちゃんとやる人としない人で差が生まれちゃうのかな?

谷口 でも留年はないんですよ。
菊池 研究室留年はありますよね?

――えっ、どういうのですか?

菊池 私が説明させていただきます!(経験者は語る顔) 2年生になる時に研究室が決まるんだけど、必要な単位が足りないから研究室を選べないで、とりあえず2年生になる状況ですね。

――形式的には2年生になれるけど?

菊池 研究室には所属していないんで、宙ぶらりんというか。
谷口 たとえば言語(科目)落としたら研究室留年しちゃいますね。ドイツ語がA先生(凄くキツいことで有名)だったから死にものぐるいでやったなあ……。

――言語(科目)1個落としても研究室留年するの?

森川 そうですねぇ。あと他の科目でも卒業するまでに取ればいい単位、進級するのに必要な単位、というふうに違いがあって、ちょっと複雑なんです。

――だいたい1週間のコマ数(受ける授業の時間数)ってどのくらい?

谷口 教職(の免許に必要な科目)取らなければ20コマ超えない感じですね。司書(の資格に必要な科目)とったんですけど15コマとかで、3年前期は8コマとか。3年後期は2コマとかに。(笑)

――さすがに少ない。

谷口 就活もあるしですね。基本的に文学部の調べものって家でもできますから。本持って帰ったりとか資料調べて家で読んだりとか。で、たまに発表がありますね。

――発表ってどのくらいあるの?

江夏 研究室によって全然違うんですけど、私たちは1、2ヶ月に1回とかですね。今年は人数が多いほうだったので、そんなに発表が多くはなかったですね。
菊池 卒論テーマがあって、その研究内容について定期的に発表するくらいなので、そんなに多くはないですね。

――1年の授業ってどんなだった?

森川 授業数はいま1日3コマですね。理系と比べてテストもそんなに難しいってことはないので、楽っちゃ楽ですよね。選ぶ科目によってレポートだったりテストがあったりします。

――授業はクラス単位で決まるのかな?

森川 専攻科目はクラスでとりますが、その他はそれぞれですね。


〈続く〉
センター試験がいよいよ目前に迫ってきた(紙面版発行時)ので、今回はセンター試験にまつわる話を。 と
いっても、「番外編」と書いてあるようにいつもの真面目な話からちょっとずれた話である。

U木「センター試験に役立つ話でも書いてあげてくださいよ。」
編集長「いやいや、真面目な話ではないけど、もしかしたら何点かアップするかもしれん話やから。」

実際、センター試験に向けての調整はもう進んでいるだろうし、それぞれ自分なりのやり方があるはずだから、仮にそれがちょっと非効率だったとしてもそのまま続けた方がいいのである。
今の時期になってやり方をアドバイスするのはもはや雑音にすぎない。
そんなわけで今回はセンター試験当日にだけ役立つ話である。
 

はい、ここで読者のみなさんに質問。

センター試験でわからない問題があったとき、どうすることにしてますか?
あるいは、どうしたらいいって聞いてますか?

(高1・高2の人は考えたことないだろうからそのまま先に進んでね。)

一般的には、「選択肢2か3を選ぶと良い」というのが知られているので、そのどっちか、と考えている人が多いのではないだろうか。
または、エンピツに番号書いておいてサイコロにするか。

……実は、編集部も「2か3だろうな」と思っていたのであるが、今回、「本当かな?」と思い立ってしまったので、実際に検証してみることにした。

検証に使用するのは、
●平成27年度のセンター試験(本試)
●平成26年度のセンター試験(本試)
●平成25年度のセンター試験(本試)
の、3年分の数学以外の科目。(数学は選択肢式じゃないから除外。)

これらの各科目について
●すべて2を選んだときの得点
●すべて3を選んだときの得点
●サイコロを振って選んだ場合の得点
をそれぞれ計算した。

余談であるが、サイコロは回数が少ないと点数のばらつきが大きくなってしまうので、ある程度回数がいる(「大数の法則」。気になったら調べてね)。

編集長「副編集長ー(副編集長は数学の先生なのである)、統計的に意味のあるデータが欲しかったら、何回やったらいいのん?」
副編「2000回とかですかね。」
編集長「2000回!」
これは大変な数である。
一科目あたりの問題が30問だとしても、全部で軽く30万回以上! そんなに振ったら手がもげる。
一計を案じた私は、U木君に振るよう頼んだのであるが、

U木「一計ってそれですか。いやいや、おかしいでしょう。というか、自分冬休み北海道に行くんで無理です。」

と断られたのと、座談会の文字起こしを頼んでいたのを思い出したので、

U木「忘れてたんですか!」

仕方なく二計目を案じて、プログラム組んでコンピュータでやることにした。
プログラミングが久々でえらい目を見たが、なんとかなった。ふぅ。

というわけで、まずサイコロを振った場合の結果から。
下に英語と国語各1年分・各2000回ぶんのデータの度数分布・平均点・中央値・最高点・最低点を示した。


ここには英語と国語の1年分ずつしか載せなかったが、それはどの科目を選んでも同じような度数分布表・得点傾向になっちゃったからである。

すなわち、
●平均点は満点の5分の1程度
●最高点が満点の半分程度、最低点は0点か1桁、試行のうち75%は平均点±15点に落ち着く というもので、要は確率統計通りの面白くも何ともない結果である。

一言でまとめるならば、
「サイコロに頼るのはハイリスク・ミドルリターンだからやめておいた方がいい」
である。

なにしろ、2000回に数回の、最高クラスの結果(神のサイコロと呼んでもいい)でも、半分しか当たっていないのだ(=リターンがよくない)。
そのくせ、大抵は確率通りの結果にしかならないか、確率以下になる(=ハイリスク)。
まあ、「わからなければ全部同じ選択肢」は消極的すぎて嫌、という人もいるだろうが、そういう向きにはあとで秘策を伝授するからね。

次に、2と3を選んだときの得点をまとめてみよう。
こちらもひとまず国語と英語から。



この結果を見たときの私の正直な感想は、「……あれ? 意外と低くないか?」であった。

たとえば、英語は基本的に4択問題ばかりである。
完答問題で全部2をマークするやつはおらんので、その分(年度にもよるが、最近は18点分)を除いたとして、残り(182点)の4分の1の45点をこえたら有利な選択肢と言えるはずだが、ご覧の通りである。

「すべて2」は、まあ3年とも45点以上になっているが、そこまで有利というわけでもない。
3は、ダメダメである。

国語についても考えてみよう。
国語は、ほぼすべて5択問題である。
8個(または6個)の選択肢から2個選べという問題が毎年1問あるから、そのぶんの5点を除いたとして、残り195点。
この5分の1は39点だから、それをこえていたら有利な選択肢である。
そうやってみると、英語のときよりはだいぶマシか。

とはいえ、2にしても3にしても3年中1年はヒドいことになっている年があるので、これでは「困ったらとりあえず2か3にしとけ」とはとても言えない。

というわけで、「本当のところはどうなんだ?」と思い、全教科について、すべて1・すべて4・すべて5の得点も調べてみることにした。
その結果が、下の表である。


U木「こともなげに書いてますけど、これ、大変だったんですよね。」
編集長「はいな。集計はプログラムだけど、正答と点数をぜんぶデータに打ち込んどかないかんからな。で、結果のほう、どうですかU木くん。」
U木「やっぱり2が優勢ですか?」
副編「うーん、2、強いですね。」

どうやら、そのようである。
2は決して極端に有利といったことはないし、ときどきとんでもなくヒドい点数になっていることもある(たとえば、2014年の国語や2015年の生物基礎)が、相対的に有利な選択肢になっている確率が高く、すべての選択肢の中で最も高い。
もちろん、最も有利な選択肢である確率はそこまで高くないし、有利といっても少し相対的に有利という程度という場合が多いが、それでもやはり「困ったら2」というのはそんなに外れてはいないようである。

では、さきほど英語と国語だけ見たときに「意外と低くないか?」と思ってしまった理由は何かというと、どうやら、
●たまたま、国語の2014年がヒドい点数になっていた(こんなにヒドい点数になっている例は少ない)。
●有利だといっても、相対的に多少有利というだけであって、極端に2の点数が高いというわけではない。
の2点なのではないかと思われる。

そして、3は全教科的に見てもやはりダメダメであった。
もうあれこれ言わないが、相対的に有利な選択肢である確率でも最も有利な選択肢である確率でも4に負けている。

副編「4は意外でしたねー。というか、『最も有利な選択肢』のほうだといい線行ってるんじゃないですか?」
編集長「そうなんよな。でもむやみに4は薦められん、気がする。」

気のせいかもしれないし、そうでないかもしれないが、わからないのである。なにしろ3年分しか(これでも大変だったので「しか」とは言いたくないが、しか)検証してないからな。

いずれにしても、安全策なら「困ったら2」は、やはりよく言われる通りであって、それでいいのではなかろうか。
ギャンブラーな人なら4でもいいかもしれんけど。
ギャンブラーではないけど、安全策をとるよりは、もうちょっと積極策に出たいあなたには、さらに分析を加えて秘策を伝授したいが……興味ある人だけでいいからね。

さて、興味がある人は、もう一度上の表を見てほしい。
一番点数の高い選択肢と、一番点数の低い選択肢では、思った以上に点数が離れていることに気づかないだろうか。
ま、こりゃ「びん首効果」のせいでほぼ間違いないだろう。
問題数が多くはないため、「どの選択肢が正解の問題が何個か」がばらつくのである(前のページで出てきたような話だな、と思ったあなたは鋭い。実は同じ話である)。

と、いうことは、わからない問題があったら、その科目で「一番正解が多い選択肢」を推測して、それを選ぶ、というのもアリだということになる。
具体的な方法としては、自分で自信のある問題の答を分析して、その中で最も多く出てきている選択肢を「一番正解が多そうな選択肢」と推測して、わかんないやつはそれ、とするのがよさそうである。

問題点は、7割〜8割くらいの問題は自信を持って答えられないと、推測が外れかねないことである。 一方、「ほかの問題であまりマークされてない選択肢があるからそれをマークする」というのは、危険行為であるということももうわかるだろう。
極端なのだと2014年の物理なんかは3点(たぶん1問分)しかないし、2015年の英語の4(25点)や2014年の国語の2(23点)も辛い。
マークされてる数が少ないからもっとあるんじゃないかと思って、こんなのつかんだら悲惨である。

最後に。なんのかんのいっても、結局は実力で解ききるのが一番、である。
それに、「編集部が2がいいって言ってたから2にしたらことごとく外れた」とか言われても私ら責任持てないので、どうするかは自分で決めてくださいね、というのも言っておかなくてはならない。

U木「結局それですか! 身もフタもないじゃないですか!」

身もフタもないのは承知である。だって、人生のことなんて、結局は本人しか責任を負える人はいないのだから。
とはいえ、それでも本番中に困ったとき、何かの役に立てたら幸いではある。

あ、強いて「身もフタもなくはない」アドバイスを書くなら、
「選択肢をしぼりきれなくなって迷ったときは、迷う時間がもったいないから適当に(直感でもいい)マークして、時間余ったら戻ってきて吟味しよう」
とかがあるか。

U木「そっちをもっと書いてあげましょうよ!」
 
WEB版で編集部員の紹介をしていないことに気づいてしまいました。
(副編集長・F澤も残念ながら、編集長並みの忘れっぽさである。)

そういうわけで、どうぞ。
 

■編集部員の紹介

記事にちょこちょこでてきたU木とかA澤はじめ、編集部員の紹介しとこ。
といいながら、これも過去の編集後記のダイジェストなのである。

A澤「ああ、あの3回にわたって続いた伝説のあれですか。」

伝説ってほどおおげさなもんでもないが、ヨタ話を書きまくった結果、編集部員5人しかおらんのに紹介に3回かかったのである。さて、今回は何人余るかな。

U木「全員紹介してください!」

編集長……この文を書いている本人。本誌でお笑いテイストの文を書いているのはたいてい私です。
副編集長……本人はやたらといらんボケを言って笑わせてくるのであるが、書く文章はカタい。
U木……編集部のツッコミ役。そのせい
で、誌面に登場する頻度が最も高い。

U木「出し過ぎですよ!」
編集長「だって便利なんやもん。」

 じゃあ、そうだな、「主に取材担当」、と。

A澤……ボケとツッコミの乱れ飛ぶ編集部における真面目系の砦。主に取材・書き起こし担当。
F澤……最近、副編集長(2人目)に昇格した期待の編集部員。Web版、製造部門担当。編集部で唯一の女子。

編集長「よっしゃ、全員紹介したぞ!」
U木「それが普通なんですよ!」
 
こんばんは!
今週からWEB版更新を任されました、副編集長・F澤です。
編集長が紙面版の発行に追われているので、暇そうにしていた私に矛先が向いたようですね。
更新頻度は週1回くらい……善処します。

さて、今回から「九大文学部生の本音」を3回にわたって大公開。
Part1では「”文学部”って何するの?」という疑問を解決(できるかも)。

 








九大生が自分の学部・学科がどんなところか本音で語ります。
第2弾となる今回のゲストは文学部の学生4人。
文学部と工学部の学生の気質の違いなのか、前回までとはうってかわって異なるテイストになりましたが、では、どうぞ。
このテイストの違いから文学部生の気質をも感じていただければ幸いです。


■プロフィール
谷口 4年生女子。就職も決まってあとは卒論を終えるだけ。
菊池 3年生男子。主に肉体系バイトと部活に明け暮れている。
江夏 2年生。ふわっと系女子(想像してみてね)。
森川 1年生男子。なぜか工学系のサークルに所属している。(うっかりするとこれだけで面が割れる)


■文学部で学んでいること
――文学部って高校生からすると何をやってるのかわかりづらいと思うんですね。
それで、それぞれ研究室があると思うので、自分の研究室はこうだよ、というところから話を聞きたいと思います。

菊池 そもそも研究室が――ほかの(自分の所属していない)ところはわかんないんですけど、4つくらい系統があって、文学系と人間科学系と……
江夏 哲学系!
菊池 そそ! あと……
江夏 歴史学! (笑)
菊池 ありがとう。
谷口 歴史学、哲学、人間科学、文学系。 そそ! そんな感じになってて、で、人間科学系は社会学とかあるんですけど、自分はその中の心理学にいるんですよね。大学によっては心理学部っていうのがあるとこもあるんですが。

――どんなことをやってるんですか?

菊池 まだそんなにガッツリやってるわけじゃないですけど、たとえば、こう物体があるのを僕達は見て立体ってわかるわけですけど、それは、僕たちが両目で見てるからであって、じゃあ片目で見てもなんで立体に見えるのか? ってことを研究したり。それはどういう要素が関係しているのかとか、影がどうであるからとか。

――それは心理学なんだね。理系っぽいけど。

菊池 はい。そういう理論的なことであったり、まぁえっとなんだろ。 (割愛)
菊池 でなんだろ、まぁそんな感じがするんですけど文学部でやってますね。
谷口 教育学部の心理学とは違うの?
菊池 あー、いい質問ですね。 (一同爆笑)
菊池 えっと…… ――○上○(某有名ジャーナリスト)みたいだね。(笑)
菊池 教育(学部)のほうにも心理があるみたいなんですけどやってる内容は全然違うみたいで、心理カウンセラーとかになるんだったら教育のほうかなって思いますね。で、研究の方でものの本質とかを学ぶのが文学部の心理学ですね。

――なるほど。谷口さんはイギリス文学?

谷口 はい。イギリス文学なんですけど、だいたい研究室入ってから、英文学と英語学を選べるんですけど、英文学の方は小説を読んだときに、書いてある通りに読んでここのある出来事はこういう社会的背景が絡んでいるとかを調べるみたいな、それから広げる研究をするか、それか、文面通りに素直に読まずに、これはきっとこのことを暗示してるんじゃないか、ま、国語っていうか……論理的にやって、みんなを納得させられたらOKみたいな。(笑)

――大喜利みたいな?

谷口 そうですね。(笑)授業としてはだいたい読んできたやつをレジュメにまとめるなり、ここの一文はこういうことなんじゃないかとか、で、それを発表したりとか、あとは、みんなで読んできて、これああじゃない、こうじゃないってディスカッションしたり。 ――じゃあ心にダメージを負ったりも……(笑
谷口 でも今は人数がすごく多いんで、そこまでいちゃもんをつけづらい空気が若干あるんで……

―― はいはい。

谷口 私の心は守られています。

―― 少人数になればなるほどボロカス言われるというのがお決まりですが……。

谷口 英語学の方は、否定文でdoのあとにnotがくるのはなぜかとか……

――え、どういうことですか?

谷口 えっと。たとえばnotのかかってる範囲がどこ――notが否定する領域? っていうのがその中にあって、統語論って言うんですけど、なんか英文も全部が同じ次元でつながってるんではなくて、センター試験で並び替え問題ってあるじゃないですか。

――はいはい。

谷口 そういうなんか、ここはあそこにつながるよね。とか、そこの構造? について、これは成り立っていて、これは成り立っていないとか、じゃあそのつながりってなんなんだろうかとか、というところをやってるのがありますね。専攻が違うのでこのレベルでしか話せないんですけど。

――じゃあ、(江夏に手を伸ばす)

江夏 はい。ちょっと私の研究室の名前とか人数言うともろばれなんで言わないですけど……(笑)広く歴史学一般とさせてもらうと、興味あること、なんか基本的には漢文とか――まぁ地域にもよるんですけど中国・日本・韓国とかのアジア系は漢文を読んだりとか、あとは古文読んだり、向こうの言葉を読んだりとか、現地の文献を読んで物事を把握するんですけど。最初になんか、今までの学者さんが書いてあるのを読んで、ここがおかしいって思ったらそれをくつがえせるように資料集めるとか。

――ほー。

江夏 あと、そういう文献がないってなったら、資料だけ集めて、それで話しあうとか。


■研究室の決まりかた
――ところで、どこのコースが賢いとかありますか?

谷口 それは史学ですね。社学(社会学)と○○が一緒くらいで……

――インド哲学とかありますよね。

江夏 ありますね。今はちゃんと人がいるみたいで……。

――「今は」ちゃんといるって言われちゃうんだ。で、研究室配属の話ですが、2年になったら配属なんだっけ?

森川 1年の2月ごろ? に決まるとか聞きましたね。

――1年のときの成績で決まってしまうそうですが……

谷口 事務が希望者をGPA(注:高校生で言えば「評定平均」。)順に振り分けるはずです。で、4月くらいに名簿がぱって張り出されて終わりみたいな。(笑)
江夏 特に人気がある研究室でなければ、人数に空きがあるので、
谷口 だいたい希望通りになるよね。
江夏 うんうんうんうん。

――学生が誰もいない研究室がでてくることもあるってことですよね?

菊池 そうですね。

――人気のないところは学生がいないみたいな。

全員 はい……

――なんか暗い空気になってすいません。(笑)


■文学部のクラス
――2年になって研究室配属されてからは、1年の時の人たちには会わなくなるの?

谷口 遊びには行きますけど、なんか誘うことをしなかったら、2、3日見てないってのはよくありますね。
江夏 授業全然かぶりませんもんね。
谷口 だから一個一個の授業もひとが少ないですよね。そう、ドイツ語とかラテン語とかってほんとに少ないと思います。10人いたらいい方みたいな感じです。

――じゃあ学校の方では2年生以上になるとなかなか会わない?

谷口 会わないですね。
江夏 コースが一緒の子はまだ会いますけどね。あとなんかコースの中にさらにコースみたいなのがあるから、そこが一緒だと会うことがあるくらいで。
全員 へー。

――じゃあ系統が一緒の人は会うことがあるけども、系統が違うともうほとんど会わないんだ。

江夏 そーなんですよねぇ。
谷口 食堂でも会わないですね。

――食堂には結構集まると思っていましたが、お昼はみんなどうしてるんですか?

谷口 お弁当の配達があるんですよ。
菊池・江夏 あー、あれは大きいですよね。
森川 うん。
谷口 学外に行ったりもしますね。

――そうか、箱崎だとまわりにいろいろあるもんね。伊都と違って。

谷口 なのでほんとに学食ではほとんど会わないですね〜。あとは研究室にお菓子が置かれたりしてるから、それ食べたりもありますね。
全員 へー。
谷口 研究室によってやっぱりいろいろ違って、広い食事室みたいなのがあるとこはそこでご飯食べたりとか。あとは、学食横の購買部みたいなのでパンとか買って、研究室で食べるとか。でも1年生は伊都だから……。
菊池 あ、伊都か! あー、なつかしい。
森川 なんか僕が情報出すはずなのに、むしろためになる話を聞かせていただいて申し訳ないというか……(笑)


■文学部の一年生時代
――昔は箱日(注:原則として伊都キャンパスに通う1年生が、週に1回だけ文学部のある箱崎キャンパスに通って専門課程の授業を受ける日)があったけど……あれ、箱日があった世代ってどこまで?

谷口・菊池 はい(挙手)

――じゃあ、基幹教育(注:一年生の間受けるいわゆる「教養課程」の、現在の九大における名称。2013年度入学者からこの名前に)になった世代からないんだ。

谷口 基幹教育とかなかったですよね。

――全学教育(注:同じく、教養課程の旧称)だったよね。人間性・社会性(注:かつて九大の教養課程に存在した科目。さまざまな分野の学問に幅広く触れることを目的にした科目だったが……(続く))とか。

菊池 やめましょ。

――「人間性F」とかね、あったよね((注の続き)名前が名前だったため、これらの科目の単位を落とすと、成績表に「人間性 F(不可)」だの「社会性 F」だのといったある意味キツい文言が記載される、というのが大学内でネタにされていた)。

菊池 やめましょ、やめましょ。(爆笑)でも、今もそんな感じなのがあるんでしょ?
江夏 カダキョ?
菊池 あー、そうそうそうそう。

――課題協学、って名前だけでまだあんまり詳しく知らないんだけど……授業時間なのになんか学食でアイス食べてるとか聞くんですが。

菊池 えー。
森川 先生によります。

――授業に枠がないらしいね。

森川 最終的にレポートとか発表をすればいいんですよ。発表をするための話をするならどこ行ってもいいっていう先生もいるし、その場で出されたことを話し合ったりすることもあれば……

――なるほど。

菊池 違う学部の人と一緒にやる感じだっけ?
森川 そうですね。
谷口 なんかそれの文学部バージョンみたいなのは私たちもありませんでした?
菊池 少人数セミナーですかね?
谷口 あーそれそれ。この1ヶ月はこの研究室で、っていうのが決まってて。各研究室で少人数で話して。
菊池 そうそう。研究室の体験みたいな。
江夏 へー。

――昔と今でちがうんだよね。

谷口 私たちの時は大講義室で30人くらいあつまってやる、みたいな感じだったけど。そこで研究室紹介してくれるみたいな。いまは?
江夏 毎回違う先生が来て、毎回その話を聞いて、最後に誰かの先生のを選んでレポートを書く、みたいな授業です。
谷口 それだけで研究室決めないといけないんだ。
江夏 はい。 菊池 自分たちのときは授業がほぼ研究室を決めるための紹介みたいな感じでしたけどね。
谷口 うん。

――なんか箱日がなくなったのも善し悪しだね。

森川 自分は4年で伊都に戻る(キャンパスが移転する)から家をどうしようかと。結構大変なんですよね……。

〈続く〉

なんか今回は研究室の話ばっかりになりましたが、次号は「文学部に入った理由」や「入ってみてどうだったか」を中心にお届けします。
お楽しみに!